最近では、都市銀行以外でも様々な銀行で住宅ローンが取扱いされています。
そんな中、ネット銀行の住宅ローンも利用されることが多くなっています。
その中のひとつでもある「イオン銀行」。
店舗がイオンのショッピングモールに入居していることが多く、誰でも相談しやすい環境が整っています。
ここでは、住宅ローンの検討段階では知っておきたい、「イオン銀行」の住宅ローンに関する様々な情報をわかりやすくお伝えします。
金利や審査内容など、あらゆることを事前に頭に入れておきましょう。
それでは、「イオン銀行」の住宅ローンの金利や審査内容、特徴などを分かりやすく解説していきます。
●審査はそれほど厳しくはなく、審査内容など年収は100万円以上あれば申し込み可能
●全国のイオン店舗での相談&申し込み可能。またインターネット申し込みにも対応(事前審査・本審査)
●通常版の団体信用生命保険は無料。また「8疾病保障プラス付住宅ローン」や「ガン保障特約付住宅ローン」など保障が充実
●イオングループでのお買い物が毎日5%オフ
▶参考情報:「イオン銀行」の住宅ローンについては、以下の公式サイトも参考にご覧ください。
▶参考情報:同じネット銀行の住宅ローンを比較する際は、以下の情報も参考にしてください。
・「住信SBIネット銀行の住宅ローン」についてわかりやすく解説
・「楽天銀行の住宅ローン 金利選択型」についてわかりやすく解説
・「ジャパンネット銀行の住宅ローン」についてわかりやすく解説
それでは以下で詳しく見ていきましょう。
▼【PR】「住宅ローン!結局どこの銀行が一番自分たちにとって得なのか?わからない方へ」
全70の金融機関から気になる銀行を複数同時に比較シミュレーションし、一括で事前審査を申し込める損をしないための便利サービスのご案内はこちらをご覧下さい。

この記事の目次
1,【こんな方向け!】「イオン銀行」の住宅ローンはこんな方におすすめ

はじめに、「イオン銀行の住宅ローンがどんな人に向いているのか?」について見ていきます。
「イオン銀行」の住宅ローンは、気軽に店舗に出向いて相談したい人に向いています。
イオンは様々な場所に店舗を構えているので訪れやすく、専門スタッフが対応してくれます。
お近くのイオンの店舗情報は以下で調べれますので、ご参考にしてください。
また気になる審査の難易度はそれほど高くはなく、他の金融機関の住宅ローンを落ちた人でも通過することがあります。
また団体信用生命保険は、健康面に不安のある人向けのワイド団信も用意されています。
そして日常的にイオングループのお店で買い物をする人におすすめです。
2,「イオン銀行」の住宅ローンの主な特徴

次に、「イオン銀行の住宅ローンの特徴」について詳しく解説します。
各銀行の住宅ローンは、金融機関ごとに独自の特徴がありますが、「イオン銀行」の住宅ローンにもいろいろな特徴があります。
主たる特徴や審査、金利などに関する特徴などを以下でご紹介していきます。
(1)主な特徴
- 店舗で相談できる
- 年収が低くても比較的安心
- 最大1億円まで借り入れ可能
(2)審査に関する特徴
- 審査の早さには定評がある
- 審査の厳しさはやさしめ
(3)金利に関する特徴
- 変動金利と固定金利から選択可
- 金利は比較的低い
(4)保証料に関する特徴
- 保証料なし
(5)その他の特徴
- 通常版の団体信用生命は保険料が必要なし
- 「イオンセレクトクラブ」におけるショッピングで恩恵が受けられる
以上が、「イオン銀行」の住宅ローンの主な特徴です。
よくイオンでの買い物をする場合にはかなりの恩恵を受けられ、生活費の節約にもつながります。
3,「イオン銀行」の住宅ローンの審査について

続いて、「イオン銀行の住宅ローンの審査」について確認しておきます。
(1)審査は厳しいのか?
「イオン銀行」の住宅ローンは他の金融機関に比べると、比較的審査に通過しやすいと言われています。
特に大手銀行(「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「りそな銀行」「みずほ銀行」)と比較してやさしめの基準だといえ、他の銀行の住宅ローンに落ちた人が利用するケースも目立ちます。
もし健康上の問題があったとしてもワイド団信を使えば融資してもらうことも不可能ではありません。
(2)事前審査(仮審査)の解説
インターネットから、そして実店舗から申し込むことができます。
イオンは全国各地にありますが、足を運ぶのが面倒な人や近くにお店がない人におすすめなのがネットによる申し込みです。
ネットは24時間いつでもネット申し込みができ、実店舗の場合は専門スタッフが在籍しているのでアドバイスをもらったり相談しながら話を進められます。
●店舗申し込みは土日混み合っている可能性があるので注意!
ネット入力の際に悩むこともありますが、店舗による事前審査の申し込みの場合は非常にスムーズに進むでしょう。
ただし土日の混み合っている時間帯などは待ち時間が発生する可能性があります。
店舗での相談予約は以下の公式サイトから予約をしておくのがベストです。
事前審査に申し込みを行い、その後その結果が出るまでは「3日~7日」と公式サイトに記載されています。
(3)本審査の解説
事前審査の後の本審査は結果が出るまで「1~2週間」程度かかります。
事前審査で通過したからといって安心はできず、信用情報や物件価値に何らかの問題があれば本審査を通過できないこともありえます。
本審査も事前審査と同様にインターネットと実店舗から申し込みできます。
店舗による申し込みを行う際には保証人となる人の来店も求められ、さらに事前に予約を行っておくと待たずに済みます。
本審査の結果は電話で伝えられ、もし無事通過していれば「お借入手続のご案内」が自宅に届けられます。
(4)審査に必要な書類
「イオン銀行」の住宅ローンに限らず、ローンを組む際には様々な書類が必要です。
特に住宅は高額な買い物となるので尚更金融機関側もたくさんの種類の書類を求めます。
「イオン銀行」の住宅ローンの場合は下記の書類が必要です。
●本人確認書類
- 運転免許証
- パスポート
- 1ヶ月以内に発行された住民票の写し
- 健康保険証
●収入確認書類
【給与所得者】
- 源泉徴収票
- 住民税決定通知書
【個人事業主など所得税の確定申告者】
- 所得税の確定申告書および付属明細書
- 所得税の納税証明書
【同族会社の役員や従業員】
- 法人税の確定申告書および勘定科目明細
●物件関連書類
- 不動産売買契約書
- 重要事項説明書
- 建築工事請負書
- 建築確認申請書
- 建築確認済証
- 検査済証
- 土地の公図・地籍測量図
- 建物図面・各階平面図
- 不動産登記簿謄本
- 住宅地図or物件案内図
その他にも5,000万円以上の申し込みの場合は、団体信用生命保険に関する書類として診断書が必要です。
▶参考情報2:住宅ローンの審査に必要な書類は以下の記事でも詳しく解説していますので、必ず目を通しておいてください。
(5)審査期間
事前審査は「3日~7日」程度で結果が出ます。(ネット申し込みの場合翌日に結果が出ることもある)
本審査は「1~2週間」程度と差がありますが、条件や混雑度合い次第で変わってきます。
(6)保証料
「イオン銀行」の住宅ローンは保証料0円
▶参考情報:住宅ローンの保証料がなにかわからない方は、以下の解説をご覧ください。
4,気になる金利プランについて

次に、「イオン銀行の住宅ローンの金利プラン」について解説します。
「イオン銀行」の住宅ローンの金利プランは、「金利プラン」、「当初固定金利プラン」の2つのプランの中から選ぶことができます。
(1)金利プラン
金利プランは、新規借入限定の金利として「0.52%」が設定されています。
(2)当初固定金利プラン
当初固定金利プランは、当初固定金利の「3年固定=0.43%、5年固定=0.55%、10年固定=0.74%」です。
疾病保障付住宅ローンの場合は、上記の金利に0.3%など加わる可能性もあるので要確認です。
5,「イオン銀行」の住宅ローンの審査基準まとめ

続いて、「イオン銀行の住宅ローンの審査基準」について詳しく確認しておきます。
「イオン銀行」の住宅ローンサービスを活用しようと思えば、審査に通過しなくてはなりません。
ここでは金利やそれ以外様々な詳細情報を紹介しているので、確認してみてください。
(1)店頭金利
- 2.37%(変動金利)
- 2.60%~2.90%(固定金利特約)
※異なるケースも
(2)最大優遇金利
- 0.52%(変動金利)
(3)審査金利
- 4.0%
(4)返済比率
~45%まで認められる
(5)最低年収
100万円
数ある銀行の中でトップクラスの融通の利きやすさ
(6)最低勤続年数
6ヶ月以上
半年あればOKですが、長ければ長いほど通過しやすい
(7)諸費用ローン借入
可能
▶参考情報:お家を購入する際の諸費用がわからない方は、以下の記事で解説していますのでご覧下さい。
(8)完済時の年齢
80歳未満
(9)産休育休での借入
申し込みができない
(10)事務手数料
- 定率型:融資額×2.16%
- 定額型:108,000円
(11)収入合算
奥さんが、勤続6ヶ月以上であれば収入合算が可能(正式申込日時点で6ヶ月でOKです)
(※金利などは2019年7月現在のもの)
また、以下では「住宅ローン」にあまり詳しくない方のためのお役立ち情報も掲載しておきますので、審査基準についてチェックしてみてください。
6,住宅ローンの借入可能額シミュレーション

次に気になる、「イオン銀行の住宅ローンの借入可能額シミュレーション」を確認しておきます。
「イオン銀行」の公式サイトでは、「住宅ローンシミュレーション」を設けています。
年収に基づく借入金額のクイック診断が可能で、パソコンだけでなくタブレットやスマホからも可能です。
年収ごとの借入可能額シミュレーション
※借入期間35年の場合
年収 | 借入可能額 |
100万円 | 470万円~660万円 |
200万円 | 940万円~1,320万円 |
300万円 | 1,410万円~1,980万円 |
400万円 | 2,260万円~3,010万円 |
500万円 | 2,820万円~3,760万円 |
700万円 | 3,950万円~5,270万円 |
1,000万円 | 5,650万円~7,530万円 |
7,気になる保険!「団体信用生命保険(団信)」について

続いて、「イオン銀行の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)」について詳しく解説します。
「イオン銀行」の住宅ローンは、一般的な団信に加えて、そのほかに3種類の団信が用意されています。
「通常版」、「ワイド団信」、「8疾病保障付団信」、「ガン保障特約付団信」です。
以下で順番にご説明していきます。
(1)通常版
「通常版」は、保険料を支払う必要がなく無料です。
死亡や定められている高度障害状態になった際に借り入れ残高がなくなります。
(2)ワイド団信
「ワイド団信」は、もともとの金利に1年あたり0.3%上乗せされます。
通常の団体信用生命保険に比べて加入しやすく、健康に関する問題があっても比較的安心です。
死亡や定められている高度障害状態になった際に借り入れ残高がなくなります。
(3)8疾病保障プラス付団信
「8疾病保障プラス付団信」は、もともとの金利に1年あたり0.3%上乗せされます。
死亡や定められている高度障害状態となった際に残高がなくなります。
また、3大疾病、さらに5つの重度慢性疾患にかかり、規定されている状態に至っている場合にも融資残高が0円になります。
▶参考情報:「8疾病保障プラス住宅ローン」の詳しい情報はこちらの公式サイトでもご覧いただけます。
(4)ガン保障特約付団信
「ガン保障特約付団信」は、もともとの金利に1年あたり0.1%上乗せされます。
死亡、既定の高度障害状態となった場合に融資残高が0円になります。
そのうえ、生まれて初めてガンと診断された場合融資残高がなくなります。
▶参考情報:「ガン保障特約付住宅ローン」の詳しい情報はこちらの公式サイトでもご覧いただけます。
「イオン銀行」の住宅ローンの団体信用生命保険は上記の中から選ぶことができます。
将来的なリスクを考えた上で選択できるのでおすすめですし、仮に健康上の不安がある場合でもワイド団信があるので安心でしょう。
8,繰り上げ返済について

次に、「イオン銀行の住宅ローンの繰上げ返済」について確認しておきます。
「イオン銀行」の住宅ローンは繰り上げ返済が可能です。
インターネットバンキングと実店舗において繰上返済ができますが、それぞれ繰上返済できる金額が異なります。
- インターネットバンキング=1万円~
- 実店舗=50万円~
繰り上げ返済に関する手数料はインターネットバンキングでも店舗でも無料です。
ただし申し込み期限がそれぞれ異なり、インターネットバンキングの場合は返済希望日の前日まで、そして実店舗の場合は希望日の15日前までとなっています。
繰り上げ返済の意味や仕組みがわからない方は、参考にご覧ください。
9,「イオン銀行」の住宅ローンのメリットとデメリット

続いて、「イオン銀行の住宅ローンのメリットとデメリット」について詳しく解説します。
「イオン銀行」の住宅ローンにももちろん「メリット」と「デメリット」の両方があります。
メリットばかりに注目してしまうと、自分たちにとってとても大きなデメリットを見逃してしまう可能性があります。
(1)メリット
- 「イオンセレクトクラブ」制度により、イオングループでの買い物が毎日5%オフ
- 繰り上げ返済の手数料が無料
- 買い物ついでに店頭で相談できる
- 一部費用をクレジットカード払いできる
- 審査基準が比較的ゆるいので通りやすい(但し、基本的に個人信用情報に傷がある場合は落ちますのでご注意を)
(2)デメリット
- 審査結果によって金利が高くなることもある
- 長期固定金利プランがない
- 1983年4月1日以降に建てられた物件にのみ対応
以上のようなメリットやデメリットがあります。
どの金融機関の住宅ローンを利用するか検討するときには、メリットとデメリットの両方をチェックしましょう。
10,【補足】イオン銀行の住宅ローンはこんな方に向いてません!
最後に、「イオン銀行の住宅ローンに向いていない人」について見ておきます。
とにかく金利を重視したい方は、「イオン銀行」の住宅ローンの金利は低いといえますが、よりお得なところもあります。
ですから他の金融機関のよりお得な住宅ローンに審査通過できる可能性のある人には向いていません。
そういった場合はイオン銀行ではなく、金利がより低い住宅ローンを利用したいです。
11,まとめ
「イオン銀行」の住宅ローンは、審査の結果が出るのが早く、それほど審査が厳しいわけではありません。
保証料も必要なく、団体信用生命保険は通常タイプのものは無料です。
健康面での不安がある人にも安心のワイド団信も使うことができます。
日常的に頻繁にイオングループで買い物をする人にとっては非常に嬉しいメリットがあり、5年間5%オフで買い物ができます。
インターネットを利用した申し込みや変更手続きにも対応しているのでとても便利です。
12,【関連情報】本記事内でご紹介した以外の住宅ローンの情報一覧
この記事では「イオン銀行」の住宅ローンについてご紹介いたしました。
また、「イオン銀行」を解説する上で、他の銀行の住宅ローン記事もご紹介しました。
ここでは、この記事でご紹介していない、その他の銀行の住宅ローンとも比較しやすいように関連情報として一覧でまとめておきますので、一度確認してみてください。
(1)都市銀行
・「三菱UFJ銀行の住宅ローン」について詳しい解説記事はこちら
・「三井住友銀行(SMBC)の住宅ローン」について詳しい解説記事はこちら
(2)信託銀行
・「三井住友信託銀行の住宅ローン」金利、審査、団信、口コミなど徹底解説!
・「三菱UFJ信託銀行の住宅ローン」金利、審査、団信など徹底解説!
(3)地方銀行
・「関西みらい銀行の住宅ローン」金利、審査、団信、評判を徹底解説!
・「東京スター銀行の住宅ローン」金利、審査、団信など徹底解説!
(4)フラット35
・「ARUHI(アルヒ)フラット35の住宅ローン」審査・金利や評判などわかりやすく徹底解説!
・「楽天銀行のフラット35(35S)」金利、審査、団信など住宅ローンを徹底解説!
・「住信SBIネット銀行のフラット35」(保証型と買取型)」金利、審査など住宅ローンを徹底解説!
※「フラット35」が何かわからない方は、以下をご覧下さい。
記事更新日:2020年01月20日
記事作成者:希野 通貴