住宅ローンを検討されている方は、最近ではネット銀行を候補にされる方が増え、人気の銀行もたくさん出てきました。
そんな人気のネット銀行の中で注目されているのが「ソニー銀行」。
ソニー銀行の住宅ローンはとても人気があり、住宅購入や建築を検討している人が注目しています。
そのため、ここではソニー銀行の審査や金利、団体信用生命保険など住宅ローンの選定に必要な情報についてご案内しています。
メリット・デメリット、様々な特徴を把握して、利用される住宅ローンを選んでください。
それでは、「ソニー銀行の住宅ローン」の金利や審査内容、団信などの詳しい情報を解説していきます。
●魅力的な低金利で借入ができる(自己資金あり)
●プランは「変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン・住宅ローン」から選択可
●各種手数料が無料
●顧客満足度が高いので安心して利用できる
●審査の通りやすさは難易度が高め
▶関連情報:ソニー銀行の住宅ローンについては、以下の公式サイトも参考にご覧ください。
▶参考情報:ネット銀行の住宅ローンを比較する際は、以下の情報も参考にしてください。
・「住信SBIネット銀行の住宅ローン」についてわかりやすく解説
・「楽天銀行の【金利選択型】住宅ローン」についてわかりやすく解説
・「ジャパンネット銀行の住宅ローン」についてわかりやすく解説
それでは以下で詳しく見ていきましょう。
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この記事の目次
- 1,「ソニー銀行」の住宅ローンの種類3つ
- 2,【こんな方向け!】「ソニー銀行」の住宅ローンはこんな方におすすめ
- 3,「ソニー銀行」の住宅ローンの主な特徴
- 4,「ソニー銀行」の住宅ローンの審査について
- 5,金利プランについて
- 6,「ソニー銀行」の住宅ローンの審査基準まとめ
- 7,「ソニー銀行」の住宅ローンの総支払い額&返済額シミュレーション
- 8,気になる保険!「ソニー銀行」の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)について
- 9,繰り上げ返済について
- 10,「ソニー銀行」の住宅ローンのメリットとデメリット
- 11,【補足】ソニー銀行の住宅ローンはこんな方に向いてません!
- 12,まとめ
- 13,【関連情報】本記事内でご紹介した以外の住宅ローンの情報一覧
1,「ソニー銀行」の住宅ローンの種類3つ

はじめに、「ソニー銀行の住宅ローンの3つの種類」について確認しておきます。
「ソニー銀行」の住宅ローンには、「変動セレクト住宅ローン」、「固定セレクト住宅ローン」、「住宅ローン」があります。
ここではそれぞれの住宅ローンサービスの特徴について紹介します。
(1)変動セレクト住宅ローン
「変動セレクト住宅ローン」とは、変動金利を重要視している方におすすめのもので、変動金利以外の選択肢はありません。
その分引き下げ幅が大きい点が特徴なので、変動金利適用期間中は「−1.30%」、固定金利適用期間中は「−0.90%」となります。
金利自体が低いので返済金額を抑えたい人におすすめです。
(2)固定セレクト住宅ローン
「固定セレクト住宅ローン」は、金利が固定されるので、あらかじめ計画を立てやすいです。
固定金利の期間が終了すると金利は変わってしまいますが、完済時期の早めることができれば問題はありません。
固定金利適用期間中は「−1.30%」、当初固定金利適用終了後は「−0.60%」となります。
(3)住宅ローン
スタンダードな「住宅ローン」は、基準金利からの引き下げ幅は「−1.00%」。
他の2種類のサービスと比べると特に大きな特徴はありませんが、悩みの種でもある手数料を抑えることができます。
どの種類の金利タイプにするべきか分からない人にもおすすめです。
2,【こんな方向け!】「ソニー銀行」の住宅ローンはこんな方におすすめ

次に、「ソニー銀行の住宅ローンはどんな人におすすめなのか?」について詳しく解説します。
「ソニー銀行」の住宅ローンの利用が向いている人は例えば下記のような人たちです。
申し込みの際にネックとなりがちな「勤続年数の問題がありません」。
ですので「転職間もない人であっても申し込みしやすい」です。
また、低金利のサービスを利用したい場合や、保証料、繰上返済手数料をはじめとした各種手数料を無料で利用したい場合にも、「ソニー銀行」の住宅ローンがおすすめです。
金利の低さを活かし、早い段階で完済してしまいたい…と考えている人にも向いているでしょう。
3,「ソニー銀行」の住宅ローンの主な特徴

続いて、「ソニー銀行の住宅ローンの主な特徴」について詳しく見ておきます。
「ソニー銀行」の住宅ローンは、他の銀行とは違う様々な特徴があります。
住宅ローンを活用する際には、それらの特徴をしっかりと把握しておくようにしてください。
(1)主な特徴
- かなり金利が低い
- 「団体信用生命保険」への加入が必須
- 各種手数料が無料
(2)審査に関する特徴
- 来店の必要がない
- 審査は少々厳しめ
- 保証会社はアコム
(3)金利に関する特徴
- 変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン・住宅ローンから選択可能
- 金利は0.457%~
(4)保証料に関する特徴
- 保証料が無料
(5)その他の特徴
- 対面サービスも受けられる
- オリコン顧客満足度調査9年連続住宅ローンNo.1
4,「ソニー銀行」の住宅ローンの審査について

次に、「ソニー銀行の住宅ローンの審査」について詳しく解説していきます。
(1)審査は厳しいのか?
ソニー銀行の住宅ローンは少々審査が厳しめです。
それもそのはずで、金利の低さは折り紙付きだからです。
低い金利だけではなくて様々な手数料などの費用が無料に設定されている点も特徴であり、住宅ローンを使って住宅購入や建築を希望している人々にとってなくてはならない存在です。
最低年収は400万円は必要となり、団体信用生命保険への加入も義務づけられています。
ただし、勤続年数に関する規定が設けられていないので、転職して間もない人でもチャンスはあります。
住宅ローンの審査については銀行により審査基準は異なりますが、ただし基本的におさえておくべき必要なポイントなどは共通している点も多いです。
そのあたりは以下の記事で解説していますので、あわせて確認しておきましょう。
また、「どんな方が住宅ローンの審査に落ちるのか?」についても知っておくとプラスになりますのであわせて確認しておきましょう。
(2)事前審査(仮審査)の解説
「ソニー銀行」の公式サイトに「仮審査申込」というコーナーが設けられています。
「ソニー銀行」の口座を所有していても所有していなくても申し込みすることができ、仮審査と同時に口座の開設も行えます。
最短で事前審査の結果が60分で出るというのは、急いでいる人も嬉しい点ではないでしょうか。
様々な事柄を入力する必要がありますが、直接紙に記入する必要はないので書き損じる心配もありません。
(3)本審査の解説
本審査は事前審査の結果が出て以降行うことになります。
事前審査の結果をサービスサイトで確認し、その後必要書類を準備した上で「ソニー銀行」に郵送してください。
場合によってはソニー銀行側から確認の電話が入ることもあります。
(4)審査に必要な書類
新築一戸建て購入・給与所得者を例に説明します。
●本人確認書類(原本もしくはコピー)
- 住民票の写し
- 各種健康保険証
●収入確認書類(原本もしくはコピー)
- 源泉徴収票
- 住民税課税決定通知書もしくは住民税課税証明書
●物件関連書類(いずれもコピー)
- 不動産売買契約書
- 重要事項説明書
- 建築工事請負契約書
- 建築工事見積もり書
- 不動産登記簿謄本
- 公図
- 地積測量図
- 物件案内図
- 建築確認申請書
- 建築確認済証
- 配置図
- 建物図面(立面図)
- 建物図面(間取り図)
公式サイトには、購入する住宅の種類や、所得タイプを選択するだけで、必要な書類が表示されるシステムが導入されています。
また、以下の記事では住宅ローンの必要書類についてわかりやすく解説していますのであわせて確認しておきましょう。
(5)審査期間
- 事前審査:1~3日(最短60分)
- 本審査:5~10日
5,金利プランについて

続いて、「ソニー銀行の住宅ローンの金利プラン」について詳しく確認しておきます。
「ソニー銀行」の住宅ローンは、前述したように「変動セレクト住宅ローン」、「固定セレクト住宅ローン」、「住宅ローン」があります。
ここではそれぞれの金利についてご案内します。
※2019年9月現在の金利情報です。
(1)変動セレクト住宅ローン
- 0.457%(自己資金10%以上)
- 0.507%(自己資金10%未満)
(2)固定セレクト住宅ローン
(自己資金10%以上)
- 10年:0.580%
- 15年:0.733%
- 20年:0.842%
(自己資金10%未満)
- 10年:0.630%
- 15年:0.783%
- 20年:0.892%
(3)住宅ローン
●変動金利
- 0.757%(自己資金10%以上)
- 0.807%(自己資金10%未満)
●固定金利
(自己資金10%以上)
- 10年:0.880%
- 15年:1.033%
- 20年:1.142%
(自己資金10%未満)
- 10年:0.930%(自己資金10%未満)
- 15年:1.083%(自己資金10%未満)
- 20年:1.192%(自己資金10%未満)
※2年から20年超まで選択可
上記からわかりますように、最大優遇金利での借入を実現するのは、自己資金を10%以上用意する必要があります。
金利については、公式サイトの金利一覧ページをはじめ、変動金利に関する注意事項のページなども必ずチェックしておきましょう。
6,「ソニー銀行」の住宅ローンの審査基準まとめ

次に、「ソニー銀行の住宅ローンの審査基準」についてまとめておきます。
申し込みに当たっての重要事項も含まれているので、チェックしてみてください。
(1)店頭金利
- 1.700%~
(2)最大優遇金利
- 0.457%~
前述でも記載したとおり、ソニー銀行で最大優遇金利で借入をされたい場合は、自己資金が必要です。
具体的には「自己資金10%以上」を用意しなければならないため、自己資金が用意できない方は、ソニー銀行のメリットを活用できない可能性があるので必ずチェックしておきましょう。
(3)審査金利
- 非公開
(4)返済比率
- 非公開
(5)最低年収
- 400万円
(6)最低勤続年数
- 規定なし
(7)諸費用ローン借入
- 可能
(8)完済時の年齢
- 満85歳未満(ワイド団信の場合は満81歳未満)
(9)産休育休での借入
- 申し込み時点で復職している場合は申し込み可
(10)事務手数料
- 借入金額 × 2.16%
(11)収入合算やペアローン
- 収入合算:不可
- ペアローン:可
(※金利などは2019年9月現在のもの)
7,「ソニー銀行」の住宅ローンの総支払い額&返済額シミュレーション

続いて、「ソニー銀行の住宅ローンの返済額」のシミュレーションを確認しておきましょう。
ソニー銀行の公式サイトには、シミュレーションがあります。
条件を入力することで事細かな返済額が把握できるのでおすすめです。
【参考】借入期間ごとの総支払い額&毎月の返済額シミュレーション
●シミュレーションの条件
ここでは以下の条件で借入期間ごとの総支払い額と毎月の返済額を試算します。
・借入金額:3,000万円
・ボーナス返済なし
・変動セレクト住宅ローン
・がん団信50、一般団信(上乗せなし)
・変動金利0.457%
※以下は、取扱手数料(税込み)と累計返済額の合計額です。
借入期間 | 総支払い額 | 毎月の返済額 |
20年 | 32,051,862円 | 130,823円 |
25年 | 32,406,306円 | 105,840円 |
30年 | 32,763,377円 | 89,192円 |
35年 | 33,123,069円 | 77,306円 |
その他、自分にあった条件でシミュレーションされたい方は、公式サイトのシミュレーションしてみてください。
8,気になる保険!「ソニー銀行」の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)について
次は、気になる「ソニー銀行の住宅ローンの団体信用生命保険(団信)」について詳しく見ておきます。
「ソニー銀行」の住宅ローンは、「団体信用生命保険」に加入しなくては利用できません。
団体信用生命保険のラインナップが充実しており、「がん団信100」、「生活習慣病団信」、「3大疾病団信」、「がん団信50」、「一般団信/ワイド団信」があります。
いずれも引き受け保険会社はクレディ・アグリコル生命保険株式会社で、「一般団信/ワイド団信」以外は加入時の年齢が満50歳未満の場合に利用可能です。(一般団信/ワイド団信は満65歳未満)
がん団信50、一般団信のみ金利上乗せがありません。
- がん団信100:+0.2%
- 生活習慣病団信:+0.2%
- 3大疾病団信:+0.1%
- ワイド団信:+0.2%
各団信の保証内容について
保障内容はそれぞれ異なりますが、すべてに共通するのが「死亡保障、高度障害保障、リビング・ニーズ保障」です。
「がん保障」は、「一般団信/ワイド団信」以外はすべてに含まれていますが、「がん団信50」は50%となります。
「3大疾病団信」には、急性心筋梗塞・脳卒中保障、生活習慣病団信には生活習慣病長期入院時保障が付きます。
「一般団信/ワイド団信」を除くすべてのプランに、セカンドオピニオンサービスと24時間電話健康相談サービスが付帯します。
女性特典の入院一時金給付はワイド団信以外すべてに付帯されます。
9,繰り上げ返済について

続いて、「ソニー銀行の住宅ローンの繰上げ返済」について確認しておきます。
「ソニー銀行」の住宅ローンも一部繰り上げ返済や一括繰り上げ返済が可能です。
その両方とも手数料が不要な点は魅力で、少しでも早く完済したいと考えている人におすすめです。
当然、繰り上げ返済をする際には経過利息の支払いは必要になります。
ちなみに「ソニー銀行」の公式サイトには繰り上げ返済のシミュレーションも行えるシステムも導入されています。
繰り上げ返済の意味や仕組みがわからない方は、参考にご覧ください。
10,「ソニー銀行」の住宅ローンのメリットとデメリット

次に、「ソニー銀行の住宅ローンのメリットとデメリット」についても詳しく見ておきましょう。
「ソニー銀行」の住宅ローンは他の金融機関にはないメリットがあるのですが、それに反してデメリットもあります。
それぞれを確認することは、住宅購入や建築の前には必要不可欠でしょう。
(1)メリット
- 金利が低い
- インターネット上で手続きが可能
- 対面相談も可能
- 保証料や繰り上げ返済手数料などが無料
- 最短60分で事前審査の結果が出る
(2)デメリット
- 審査基準が少し厳しい
- パワービルダーによる住宅購入には不向き
- 団体信用生命保険に入らなくてはならない
- 変動金利の返済額に対して「5年ルール」や「125%ルール」などの上限ルールがないため金利の変動が月額返済額に大きな影響を与えることがある
以上のようなメリットとデメリットがあります。
審査はやさしくはないものの、大きなメリットがあることは事実なので、要チェックです。
11,【補足】ソニー銀行の住宅ローンはこんな方に向いてません!
最後に、「ソニー銀行の住宅ローン」が向いていない人について解説しておきます。
上記のデメリットにかかわる人にとっては「ソニー銀行」の住宅ローンは向いていません。
そして年収が400万円を下回っている人も利用することができないので、最低年収400万円というラインがネックになります。
金利の低さなどよりも、審査の通りやすさを重視している人にとっても「ソニー銀行」の住宅ローンは向いていません。
12,まとめ
「ソニー銀行」の住宅ローンはとにかく金利の低さが自慢であり、それ以外の事細かな各種費用も無料です。
団体信用生命保険に加入しなくてはなりませんが、ワイド団信も用意され、団体信用生命保険のプランの種類も豊富です。
インターネットバンキングでありながら、直接対面で相談することもできます。
逆にインターネットだけで手続きを進められる点も魅力なので、本当に様々な人たちに利用されています。
数ある金融機関の住宅ローンサービスの中でも人気が高いので、魅力的に感じた方はご検討されてみてはいかがでしょうか?
13,【関連情報】本記事内でご紹介した以外の住宅ローンの情報一覧
この記事では「ソニー銀行」の住宅ローンについてご紹介いたしました。
また、「ソニー銀行」を解説する上で、他の銀行の住宅ローン記事もご紹介しました。
ここでは、この記事でご紹介していない、その他の銀行の住宅ローンとも比較しやすいように関連情報として一覧でまとめておきますので、一度確認してみてください。
(1)都市銀行
・「三菱UFJ銀行の住宅ローン」について詳しい解説記事はこちら
・「三井住友銀行(SMBC)の住宅ローン」について詳しい解説記事はこちら
(2)信託銀行
・「三井住友信託銀行の住宅ローン」金利、審査、団信、口コミなど徹底解説!
・「三菱UFJ信託銀行の住宅ローン」金利、審査、団信など徹底解説!
(3)地方銀行
・「関西みらい銀行の住宅ローン」金利、審査、団信、評判を徹底解説!
・「東京スター銀行の住宅ローン」金利、審査、団信など徹底解説!
(4)フラット35
・「ARUHI(アルヒ)フラット35の住宅ローン」審査・金利や評判などわかりやすく徹底解説!
・「楽天銀行のフラット35(35S)」金利、審査、団信など住宅ローンを徹底解説!
・「住信SBIネット銀行のフラット35」(保証型と買取型)」金利、審査など住宅ローンを徹底解説!
※「フラット35」が何かわからない方は、以下をご覧下さい。
記事作成日:2020年01月20日
記事作成者:希野 通貴